金泉の泉質が変化?
Posted at 07/12/24 PermaLink»
「関西の奥座敷」有馬温泉の泉源の一部で、
温泉をくみ上げるための鉄製パイプの内部に異物が付着、
頻繁にパイプの交換が必要になっています。
場所によっては泉質の変化も確認されていて、
有馬温泉関係者は対応に苦慮しています。
有馬温泉の特長である赤茶色の湯金泉をくみ上げている
鉄製のパイプ揚湯管(ヨウトウカン)に、白い異物が詰まりやすくなっているのです。
金泉は「含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉」で、
もともと炭酸カルシウムなどが凝固したものが付着しやすいらしいのです。
ですが、今までは管が詰まることが少なく、
あまりパイプを交換しなくても十分な湯量がわき出る優等生だったそうです。
ところが、交換回数が年を追うごとに急増してきました。
4年前の平成15年度に2回だったパイプ交換が
今年10月末時点で既に44回にものぼっているのです。
管の交換作業には1回あたり30~40万円ほどの費用がかかります。
金泉異変の原因について、地下水が影響しているのでは?と推測されています。
パイプ(揚湯管)の周囲を取り巻く鉄製のケーシングパイプが腐食して穴が空き、
そこから地下水が流れ込んで、泉質の変化や温度低下を引き起こしているようです。
ケーシングパイプの交換は経費と時間がかかるため難しいという。
とある有馬温泉旅館の経営者は
「金泉の深い赤みが最近はなかなか出なくなってしまった」と嘆いています。
湯量や温度も不安定になるといい、温泉をため込む貯蔵設備を整えたそうです。